JOJOぜひ前回の話を読んでから、ご覧ください!


ロスさんの家に遊びにいく当日、ロックデール駅からタウンホール駅を経由してタラマラ駅に向かった。
タラマラ駅は高級住宅街で自分たちの家からは2時間近くかかる。


駅に着くとメルセデスに乗ったロスさんがぼくたちを迎えにきてくれたのである。(超カッコいい)


少しドライブ。シドニーに着てから、初めての贅沢な時間。
家に着くと、写真で見たテニスコートが広がっている。
庭にあるマシーンはロジャーフェデラーやラファエルナダルの打球を放つことができる。 庭にある巨大プールを横切って、フィンランドでつくられたサウナに電源を入れた。 さらに広がる庭や子供たちの遊び場を歩き、 最近つくったというロスさん自慢の邸内ゴルフ場でゴルフをした。
トラックマンが僕らの打球を細かく計測する。 ロスさんが目の前で374ヤードのドライビングショットを計測した。 ぼくたちを100ヤード以上置いていく。
ロスさんは、今年のマスターズでロリーマキロイとプレーオフで争った、あのジャスティンローズと同じチームでジュニアのときはゴルフをしていたそうだ。


どうやら、 ぼくらは
世界のどこかに、もしかしたらいるような、 怪物に出会ったようだ。
天才で、かっこよくて、優しくて強い、家族を大切にしている、 いつも世界のどこかに一等席で空を旅しながら、何百億というお金を毎日動かし、ゴルフをしたら、374ヤードを飛ばす社長。
世界や日本のテレビ、新聞にも出ていて、世界的に有名なファンドマネジャー。


そして、日本語も話すことができる。
ゴルフでひと汗かいたあと、サウナに入り、冬の冷たいプールに3人でとびこんだ。
ずっと恋しかったアツアツのサウナに入り、キンキンのプールに飛び込むことを繰り返した。日本での生活ぶりに整う。
男たち3人の裸の付き合いである。
ロスさんはそこで、仕事の話、人生の話、家族の話をたくさんしてくれた。


その後、お待ちかねの子供たちとのサッカーやテニス、卓球の時間。
小学生の子供たちと30代のジョジョとコボは激しく戦った。
その間にロスさんはステーキを庭で焼いてくれて、
奥さんが料理をふるまってくれた。
体を動かした後はディナータイム、
こんなに美味しいご飯をシドニーで食べたのは初めてだった。
本当に貴重な時間、絶対に忘れたくない、少しでも記憶に残したくて、帰り際、
「写真撮ってもいいですか?」
と尋ねると、
「また来たとき撮ればいい。」
とロスさんが言ってくれた。
また来てもいいんだと、心の底から嬉しくなった。
自慢の友達ができた。
海外に来て本当に良かったと確信に変わった瞬間だった。
ロスさんが世界を飛び回っているおかげで、世界の話をたくさんしてくれた。
世界の広さや、世界レベルをジョジョとコボは知ることができた。
そして、このときはまだ、学習塾OZを立ち上げて、4月に100人も生徒が集まり、
ましてやそこにロスさんが授業にきてくれるだなんて夢にも思ってもいなかった。

